
地域文化活動
澎湖地区は立地的、歴史的な背景等といった特殊な要因の影響により、長年に渡り地方色を保ち、社会の変遷を経てきましたが、現在もまだ保存されています。地域文化活動の特色は信仰風習、年中行事及び近年推進されてきた全国文化芸術シーズン、文化祭等に分かれています。。信仰習俗
澎湖列島住民の信仰風習には濃厚な地方色があり、例えば天后宮の媽祖(航海の守護神)海上巡り活動は、海島生活特色と結びつき新しいアイデアがある以外に、既存の伝統的な信仰を続けることができます。様々な寺社において、歴史的な文化の原因に基づくと公共の寺社、地方の寺社の区分があり、前者は闔澎が共有し、例えば天后宮、城隍廟及び観音亭という三大公共寺社であり、その寺社内の活動は大型で、経費も盛大に使われ、動員される人員も多くなります。地方の寺社は、各甲、保の所有に属し、地方の住民が供養しています。公共の寺社と地方の寺社の祭りは、「神事」で祝うべき神の誕生日及び年末の平安祈祷儀式以外に、不定期的な祭りもあり、例えば寺社の改修・改築或いは新築完工のお清め・御神体を納める儀式や、竣工祝い・平安の祈りといった性質の神事に属し、決まった時期や周期がありません。
不定期な祭りでは、王爺(疫神)を祭る行事が最も特徴を持っています。澎湖列島の100余りある寺社において、王爺が奉られているのが47寺社に達し、航海の守護神である媽祖の6寺社と比べ圧倒的に多く、王爺を送る祭りも現地の重要な信仰風習となっています。疫神送とは、台湾の特徴ある王船祭(平安祭)系の一つにとどまらず、更に澎湖の独自の風情を持ち、このうち祭りの主体として地域の年配方或いは道士、法師を問わず、王船祭りの風習において素朴な姿を保つことができ、これは台湾各地では見られないところです。現地と台湾南部の災厄や疫病払い儀式、王船祭との相違点は、台湾では3年おきに定期的な疫神の災厄や疫病払い儀式、祭りが開催されていますが、地元では不定期的で、偶に10~20年余り以上開くこともあり、稀に3年に1回開催されるこもとあり、これは澎湖の各地方における地方経済と密接な関係があり、不定期的な習慣を形成しました。