澎湖県の原住民・新住民の美食展 頼峰偉、劉陳昭玲両氏は民族融合の促進に前向き姿勢
澎湖県政府
2022-11-13
80
-
澎湖県原住民文化促進会は13日、民族融合美食展を開催し、原住民と新住民の郷土料理が一堂に並ぶ中、異なる民族同士が交流を図りました。澎湖県の頼峰偉知事、澎湖県議会の劉陳昭玲議長は、民族、国籍、言葉、文化の隔てなく互いに交流し、民族融合と団結力を深めることができたとしています。
頼峰偉知事によると、澎湖には約1,700人の新住民と700人近くの原住民がいて、異なる国や民族の出身者である彼らは、言葉の違いや文化の垣根を乗り越え、故郷を離れて澎湖で家庭や生活のために奮闘しているとのことです。頼知事は、互いに尊重し、理解し、容認することが大切だとして、多元的な融合の実践を強調しています。
頼峰偉知事は、原住民か新住民かに関わらず「皆が一つの家族」であり、県政府と議会はこの数年間、集会所のソフトやハード設備の改善、新住民の人材育成、万全なサービス体系の構築を行ってきたと述べています。それにより、新住民や原住民の各種ニーズに対する満足度が向上し、配慮やケアの提供につながると期待を寄せています。
劉陳昭玲議長は、新型コロナウイルスの影響により、原住民文化促進会はこの3年間、故郷やルーツ関連のイベントができなかったと振り返っています。今回は新住民も参加しており、郷土料理で故郷を懐かしんでもらいたいと当イベントの実施を支持しています。また、異なる民族がこの場に集い、自他を分け隔てず、故郷の料理を分かち合い、澎湖への愛を感じることは、非常に有意義だとしています。
美食イベントは原住民集落で開催され、人々は伝統衣装に身を包み、得意の郷土料理を振る舞いました。豚の丸焼き、カタツムリの炒め物、草仔粿(草餅)、季節の野菜、白斬雞(塩茹でした鶏肉)といった原住民の料理や、生春巻き、ベトナム風ビーフシチュー、パパイヤサラダ、柑橘風味の鶏足炒め等の新住民の料理が並び、歌に踊りに盛り上がるイベントとなりました。