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澎湖県が4年間で台湾最大量となる40万メートルの海底漁網を回収 頼峰偉知事、劉陳昭玲県議が撤去の成果を評価
Penghu County Government 2022-09-20 283
    澎湖県が4年間で引き揚げた海底漁網が40万メートルとなり、回収量が台湾トップとなりました。澎湖県の頼峰偉知事、澎湖県議会の劉陳昭玲議長は20日、「2022年澎湖県海底漁網除去の教育と啓発および訓練計画」の成果発表会に出席し、海底漁網の回収の成果を評価するとともに、撤去による効果拡大と「海底網ゼロ」の目標達成に期待を寄せると述べています。

    頼峰偉知事は、海底漁網は海洋に大きな影響をもたらしており、廃棄された漁網がサンゴ礁を覆うことでサンゴの白化現象が深刻化し、海洋生物の繁殖、生存が難しくなっていることを指摘しています。県政府が4年間で回収した海底漁網は計40万メートル以上となっており、42名の「鬼網特攻隊」新鋭軍を育成し、漁網や漁具の実名制を取り入れることで、海洋生物に清潔で美しい生活環境を取り戻していると述べています。

    劉陳昭玲議長は、廃棄された漁網がサンゴ礁に絡み付くことで、魚の生存場所と回遊ルートを大きく妨げていると指摘しています。県政府が4年間で40万メートルの海底漁網を回収したことは、広範囲で成果を残す結果となっており、除去能力の拡大と「海底網ゼロ」目標への邁進が期待されると述べています。

    頼峰偉知事は、今年度は「海底漁網除去人員訓練課程」に14名のメンバーが参加することを発表し、より多くの有志が海洋のために共に力を尽くすこと、そして、「鬼網特攻隊」の陣営強化を呼び掛けました。

    農漁局によると、行政院が2020年から「海への敬意」政策を行っていることを受け、今年は行政院農業委員会漁業署の補助を得て、澎湖の潜水業者、中華民国水中運動協会、国立高雄科技大学に委託し、共同で海底漁網の回収を行ったとのことです。また、水産試験所澎湖海洋生物研究センターによる検証を行い、過去4年間に回収した海底漁網の累計が40万メートル以上、約10万キログラムの漁網や漁具の海洋廃棄があったことを報告しています。

    農漁局は、県政府が育成した「鬼網特攻隊」新鋭軍は4年間で計42名となり、「鬼網」撤去の意義と方法を伝えるだけでなく、「Coral Watch カラー調査」によるサンゴの健康チェックや水中撮影による海底の生態記録を行い、完全な仕組みで海を美しい海底網ゼロの姿に戻し、共に海底漁網の回収、魚やサンゴの救済、海洋保全を行っていくとしています。

    農漁局は教育や啓発については、今年度は風櫃小学校の教師と生徒を対象に海洋廃棄物を利用した「おもちゃ劇場」(Toy theater)の製作や頼知事を招いて「ラジオドラマ」の収録を行うなど、遊びながら学ぶ、生き生きとした活発な表現方法で子ども達に海洋廃棄物処理の重要性をさらに分かりやすく理解してもらう取り組みを行っています。
更新日:2022-10-21
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