澎南読書センターがオープン 頼峰偉知事は子ども達が本の海で健やかに成長することに期待
澎湖県政府
2022-08-26
294
-
澎湖県図書館澎南分館と博幼基金会が共同で創設した「澎南読書センター」が26日にオープンしました。オープニングセレモニーに出席した澎湖県の頼峰偉知事は、「読書は情緒を育み、人生の視野を拡大し、知識を増加させる。博幼基金会が澎南読書センターに関わることで、澎南地区の子ども達の人生が豊かなものとなり、子ども達が澎南読書センターを活用することで、多くの本から知識を得て、本の海で健やかに成長することを期待している」と述べました。
頼峰偉知事は、澎湖県立図書館澎南分館は自身の知事一期目に澎南中学の生徒、翁佩嫆さんから澎南地区の図書館設立と読書を通して学ぶことを希望する手紙を受け取ったことがきかっけだったとし、鎖港地区の8名の協力を得て、私有地、県有地を整理統合し、澎南で育った建築家・林献瑞氏の設計図から海をイメージした図書館を建設した、と説明しています。
頼峰偉知事は、2015年に澎南地区にできた博幼課外学習センター、前後して始まった五徳小学校と澎南中学校の放課後の補講、今年はさらに澎南中学の藍淞地校長の推薦により博幼基金会と澎南図書分館の提携が実現したことで、恵まれない子ども達の読書資源の充実と、競争力の向上につながったと述べています。
博幼基金会の監督者である許嘉雯氏によると、2002年に李家同教授によって南投県埔里で創設された博幼基金会は、今年で20周年を迎え、台湾全土で現在までに17の課外学習センターを有し、42の町と203の小中学校を網羅しており、約3,500名の生徒を支援しているとのことです。その中で澎湖の課外学習センターは、2010年に湖西でスタートし、現在は馬公市(澎南を含む)と湖西地区で子ども達に楽しく学び、自由に探求してもらうこと願って、200名の生徒に無料で補講を提供しています。
文化局は、澎湖県立図書館澎南分館と博幼基金会の提携による分館2階空間の活性化は、博幼基金会の補講コースと澎南分館の多元的な資源が結びついたもので、子ども達が放課後に知識を蓄えることができる場所として「澎南読書センター」が誕生した、と述べています。子ども達には授業の内容だけでなく、多くの本を読むことで、自ら知ることを学び、図書館の資源を活用することで、読書を好きになってもらいたいとしています。
「澎南読書センター」のオープニングセレモニーは26日午後、澎南図書分館2階で執り行われ、澎南地区の校長、里長、地域発展協会理事長、博幼基金会の生徒とその父兄も参加しました。セレモニーは菊の音管弦楽団の演奏で始まり、頼峰偉知事、呂黄春金議員、蘇陳綉色議員、蘇啟昌教育処長、洪棟霖文化局長、馬公市民代表会の許国政代表、馬公市民代表の蘇育徳氏らによりセレモニーが進行しました。続けて、博幼基金会の20年の記録映像が流れ、子ども達の放課後の補講の様子が紹介されました。セレモニーの締めくくりとして夏の親子市が開催され、子ども達が日頃から熱心に学んで集めた博幼コインを各自好きなプレゼントと交換し、子ども達の自信とさらなる学習意欲向上につなげました。